Accipe quam primum

「この世の出来事は全部運命と意志の相互作用で生まれるんだって、知ってる?」

素晴らしきこの世界

 これだけは明確に意識しておきたい。 

女性差別のない世界は簡単に実現できる

・女性の社会進出を阻む社会システムでは結局は男性も選択が不自由になり、不利益を受ける。結果的に社会全体の停滞・衰退を促進する。 

 

 差別やってたっていいことない。やーめたって現実を一個一個見直していけば、爆速で社会は良くなっていくから、もう我慢して、あるいは無視して黙らないでくれ。 

 

 まだ気持ちの整理がついていなくて、書き出すと際限がなく、収集がつくかどうかもわからないのであまり手をつけたくはなかったんだけども、とりあえず何か書き残しておかねばなるまいと重い腰を上げ。 

 

 ・東京医大、女子受験者を一律減点 入試で不正操作、3割に抑制  

https://www.47news.jp/news/2624234.html

 

 ・「女子減点」の東京医大、女性研究者支援で補助金8000万円 「だまし取ったのか」批判続出|弁護士ドットコムニュース 

https://www.zeiri4.com/c_1076/n_550/ 

 

 私大とはいえ大学入試という公平が期されているであろうと一般に信じられている場で、黙って女性差別が行われていたことが明らかになった。そして大学側は「女性は結婚や出産を機に職場を離れるケースが多いため」ということで特に悪びれる様子もなく認めたような雰囲気である。なのに女性研究者支援という名目の補助金を受け取っている。もはや詐欺。 

 

 なぜ男性は結婚や子育てを機に職場を離れなくても良いのか。それはパートナーの女性が離れなくても済むように家事育児などを引き受けてきた結果じゃないのか。男性はそのような負担をしなくてよいのか。どちらかが無理をしなければ回らない労働環境をどうにかするべきじゃないのか。現に医師不足や研修医の過労は話題になっている。例え離職するとして、入試の段階で黙って点数を引くということが許されるのか。生涯医者やりますって契約する場じゃないでしょ、大学入試は。許されないだろ。 

 

 男女差別は、社会の中ではもう当たり前にずっとある。就職試験はもっと露骨に男女が差別される。女は給料が低い。昇進も難しい。セクハラも受けやすい。結婚出産で退職する人も多いし、男性の家事育児参加率はまだまだべらぼうに低い。そういうことは私も見ているし身をもって知っている。一刻も早くそのような世界と縁を切りたいとは思っているけれど、知ってはいる。

 正直、大学入試からの男女差別もないと思っていたわけではない。でも医学関係の大学でこれほどカジュアルに行われているものとは知らなくて(まあ医学以外のところでも行われているだろう…)、何かそのことがものすごくショックで、世界が崩れていく感じ。まあ、明らかになっただけ良いという考え方もあるだろうが… 

 

 ・東京医大だけじゃない?入試での男女差別。医師らが証言「医大全体にあるとまことしやかに噂されていた」 

https://www.huffingtonpost.jp/2018/08/01/toukyouika-joseisabetu_a_23494326/ 

 

 面接の質問がもうハラスメントなんだよね、あり得ない。。だってさー医学部受験生って、特に私大を受けるんであれば、子供の学費に数千万出せる、金と理解のある家の子なわけよ。そしておそらくは勉強ができて優秀で、才能があるわけよ。つまりもう女性としては最高に恵まれた立場の人間なんです。そんな立場の人もこんな理不尽を食らわせられるのか…(いわんや私をや)というショック。とりあえず不利益を被った可能性のある受験生は親の力を総動員して訴訟して東京医大を潰して欲しいですね。 

 

 この社会で女性として、社会的な存在として生活しようとすることは、なんと厳しく困難なのかということがまた明らかになって動揺している。という感じかな。 そういうことを一応は認識しつつ、それはそれとして、私は私の人生をやっていかなくてはいけない。